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ゆるそう、な

待ち時間にパラパラっと読んだ「置かれた場所で咲きなさい/渡辺和子」、ええこといっぱい書いてあった。
修道女の世界ってまったく想像もできないけれど、厳しい世界なんだろうな。
キリストの教えもぼくはよく知らない。

でも、おっしゃることはどれもこれもなるほどなーと思える。
置かれた場所で咲きなさい、と言われたら、はい、と。
そこで咲けてこそ、別の場所でも咲くことができるはずだもんね。

なぜか印象に残った箇所をメモということで。

もう一つの発見は、自分自身との戦いの末に身についたほほえみには、他人の心を癒す力があるということです。とってつけたような笑顔でもなく、職業的スマイルでもなく、苦しみという土壌に咲いたほほえみは、お金を払う必要のないものながら、ほほえまれた相手にとっては大きな価値を持つのです。ほほえまれた相手を豊かにしながら、本人は何も失わないどころか、心豊かになります。
不機嫌な立派な環境破壊だということを、忘れないでいましょう。私たちは時に、顔から、口から、態度から、ダイオキシンを出していないでしょうか。これらは大気を汚染し、環境を汚し、人の心をむしばむのです。笑顔で生きるということは、立派なエコなのです。



「私も父親を亡くしたのよ。だからあなたの悲しさはよくわかるわ」なんていうことはあまり安易にいわないようにしなさい」

人間は決して完全にはわかり合えない。だから、どれほど相手を信頼していても、「100%信頼しちゃだめよ、98%にしなさい。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておきなさい」


許せない、というのが多い。
いがみ合って、ののしり合って。

そうじゃなくって、許しあいましょう、というスタンスで、できればいきたい。
まずは家庭内から。
診療所でもそうできたら。

許そう、な。

by omori-sh | 2012-07-12 18:58 | book