順境にはやる5つの病

たまたま見かけて、ここのところ自分の身に起こっていることとオーバーラップしたのでハッとした。

ユニ・チャーム社長、高原豪久氏の経営者ブログより。

「武士道」などを著した新渡戸稲造の「修養」は私の座右の書ですが、この「修養」の第11章に「人生の危機は順境で起こる」があります。この中で新渡戸翁は、順境には「傲慢」「怠惰」「恩義信義を忘れる」「不平不満が多い」「調子に乗りすぎる」という5つの危機が潜んでいると説いています。

順境にはやる5つの病

(1)傲慢
順境にあると傲慢になりやすく、周囲から褒められると、自分はもしかすると相当に優秀なのかもしれないとうぬぼれてしまいます。そして単に自分を優秀だと思うだけでなく、他人や他社を見下し、上から目線で高慢な口の利き方をしたり、あら探しばかりをしたりするくだらない人間に成り下がります。

(2)怠惰
順境にあると怠惰になります。もう立派なグローバル企業の仲間入りだと周囲からも褒めそやされ、ここまで来たのだからもういいかな、と心のどこかで甘え、安心してしまうのです。それでも、自分自身でも最近マンネリ気味で昔と比べると努力を怠っていることを自覚し、もう一度切磋琢磨すればよいのですが、多くの場合、部下や後輩など、自分を持ち上げてくれる人ばかりを集めた飲み会などで、大げさに苦労や経験談を語り、「今の怠惰も、過去の苦労で帳尻が合う」と自分に都合よく考えるようになります。

(3)恩義、信義を忘れる
順境にあると恩義、信義を忘れます。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、逆境にあったときに受けたお取引先や上司・先輩・同僚や後輩からの恩を決して忘れてはいけないと思います。しかしながら、順境になると、以前の苦しかったことや辛かったことの記憶が薄れていくと同時に、周囲から受けた恩も忘れがちです。人間はだれしも、今の自分があるのは、周囲の助力ではなく、自分の努力にあるとおごり、うぬぼれる傾向があります。順境にあるときに、これまで受けた周囲からの恩や信義を忘れずにいることは本当に難しいと思います。

(4)不平不満が多い
順境にあると不平不満が多くなります。もちろん、逆境にあるときも不平や不満は感じていますが、「ここをがんばって乗り切ろう」という気持ちのほうが強く、言葉をのみ込んでいます。しかし、少しずつ状況がよくなって順境に入ってくると不平不満を周囲をはばからず口にだすようになります。そして、順境に向かっていることをありがたいとも思わず、もっと評価され、もっと待遇がよくなっても、これまでの努力からすれば当然だと思うようになり、慎みの気持ちを忘れてしまいがちです。

(5)調子に乗りすぎる
順境にあると調子に乗りすぎます。「運も実力のうち」という言葉を真に受けて、「機を逸することなく目の前のチャンスに乗じる」という言葉を文字通り乱用してしまいます。そして、十分に調査もせず軽率に新製品や新規事業・新規エリアへの取り組みを断行し、その結果、一気に逆境へ転落する企業をこれまでにもたくさん見てきました。また、ユニ・チャームにおいても、同様の失敗を多数重ねてきました。周囲におだてられ、自らも調子に乗りすぎて、しなくてもよいことをやったり、してはならないことに手を出したりすると、どんなエクセレントカンパニーであってもあっという間に転落します。

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いまのぼくに、あてはまってるかも、と思うところあり。
もちろんぼくなんかは小さな小さな個人事業だから、企業の経営者とは全然感覚違うだろうけど。
でも、小さいからこそ、危ないとも思う。

傲慢で、怠惰で、恩義を忘れ、不平不満が増えて、調子に乗りすぎてる自分が、ここにいるぞ。
ああ、まずいまずい。

傲慢で 恩義を忘れ 怠けてる 調子に乗って 文句ばっかり
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by omori-sh | 2012-10-18 21:17 | create d.c.