ランドセル俳人
いじめられ、不登校になった少年が、俳句を通じてその状況を乗り越えようとしている。
いじめは学校で起こるから、学校に行けなくなる。
教師を責めるのはかわいそうだとは思うけれど、いくらかは教師の力不足でもあったかもしれない。
小林少年は、仲のいい友だちもいて、学校が好きだったのに、壮絶ないじめは身の危険を感じるほどだったという。
母は、不登校を選択。
ランドセル俳人として、小林凛くんは生きる道を見つけた。
俳句の出来がどうとかはぼくにはよくわからないけれど、すばらしいと思う。
何がすばらしいって、俳句を詠むことで小林少年は立ち直り、光り輝いていること。
ご家族も立派だ。
chuと同い年の凛くん。
chuやその家族であるぼくらは幸いにいじめによる苦しみは味わうことなく今に至る。
たまたま、だ。
もし我が家で子どもたちがいじめに遭ったら、親としてぼくらはどんなサポートをしてやれるだろう。
そんなことも思いながら、読んだ。
にしても、小学生が詠む俳句とは、思えない。
俳句って、すてきですね。
by omori-sh | 2013-06-17 23:10 | book