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10月が終わる

10月が終わる。
夕方、見上げると、秋の空だった。
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非日常な10月だった。
はじめての経験。
思い切ってやってみたら、今までとは違う自分がいた。

今日も朝からうちの診療所に来てくれた患者さんが、「残念でしたね」「惜しかったですね」と声を掛けてくれた。
立て続けに3人。
6割以上無関心な方がいることも事実だけれど、関心を持って、神戸が変わってほしいと思っている人も確実にいる。

そして、それ以上に変わってほしくない人がいる。

変わってほしくない人の事情もある程度理解できる。
自分もその立場だったら、同調しているかもしれない。
自分の立場を守りたいと思うのは、あたり前だ。

ぼくの知らない裏の世界では、びっくりするようなおそろしいことが行われているのかもしれない。

よのなかを強かに生きていくためには、裏と表を知っておくことは必要だとは思う。
でも、裏の世界は自分が踏み入るところじゃない。
あくまでも離れたところからちらっと見るくらいにしておきたい。

汗水たらして働いて、ほどほどに収入を得て、スタッフにちゃんと給料を払って、平和に暮らせたら。
家庭円満で、健康で、友だちがいて。
たまにおいしいもの食べて、旅をして。

でもやっぱり自分が暮らす街はいい街であってほしい。
この国に住んでいること自体が恵まれているということもある程度理解しているけれど、その上でも、この神戸市がよりよいところであることを願う。
自分が生まれ育ったところで、いいところなんだけれど、どうもいまいちだから。

かしのさんにそれを託したかったけれど、少なくともこれから4年間は違う人が市長に決まった。
その方には、ぜひとも公約として掲げておられることは実行していただきたい。
大胆な改革を行い、輝ける未来創造都市にしてもらいたい。

こうなったら、ものすごく期待する。

ギリギリでも、勝てば何でも好きなようにやれる、というものではないと思う。
これは、かしのさんがもし勝っていても、同じ。
ギリギリでかしのさんが勝っていたとしたら、まさにかしのさんは選挙戦よりも苦しい道を歩まれたのでは、と想像していた。

議会が大きな壁になりはしないか、とか、幹部職員が思うように動いてくれないんじゃないか、とか。
新市長さんはそこらへんは大丈夫かもしれないけれど、市民の目が厳しくなる。
これまでは、市民の目は適当にあしらっておけばよかったかもしれないけれど、これからはそうはいかなくなる、はず。

市民の声に耳を傾ける市長になることも政策に明示しておられる。
記された政策がただ耳触りのいいものであってはならない。
それはそれは実行するのはたいへんな内容だと思う。

久元きぞうさん、これからが本番です。
ぜひとも神戸を変えて下さい。
よろしくお願いします。

by omori-sh | 2013-10-31 23:17 | episode