実習生 その4 感想のかんそう

いただいた感想文への返事を書きました。
今回の課題で一番いい思いをしているのはきっとぼくでしょうね。
タイトルは、「感想のかんそう」です。

感想のかんそう

ぼくの書いた「ぼくのやりたいお仕事」は、衛生士の実習生のみなさんへの課題になるということを想定されてはいませんでしたが、「実習生がやって来る」と聞いて、読んでみてもらいたいなあとはすぐに思いました。

そして、こうやって「感想」を書いてもらえるというのは、書いた者としてはこの上ない喜びであります。もちろん、強制的に書くように指示されているわけですが。

指示されたものでありますが、こうしていただいた感想はぼくにとっての「宝物」になります。素直にうれしいんですよ、すごく。

ぼくは今、ブログってのにはまってまして、ブログのおもしろいところは、自分の書いた文に反応してくださる方がいて、気軽にコメントをしてもらえるというところ。

ブログって何?って感じですか…。そんなことないですよね、いま話題の本なんかも、ブログが題材になってるのが話題になってるし。もしインターネットにつながっているパソコンをお持ちなら、よかったら一度のぞいてみてください。

ブログでのぼくの名前はomori-shなので、これからomori-shが登場したらぼくだと思って下さい。

それでは、今回いただいた感想について、ぼくからのお返事を書きたいと思いますが、それはe-mailでのやりとり風でいきます。



knaeさんの感想への返信です。

omori-sh先生の文献はとても読みやすく、この文章から勉強できるものがあったような気がしました。
>ありがとうございます。「読みやすい」がぼくのモットーなんです。読んでもらえなくちゃ、意味ないですからね。読者に媚びるつもりはないですけど。
そやけど「文献」って…。そんなんちゃいますから。エッセーくらいにしといてもらえるとうれしいですね。

「自分探し」というもののメニューを決めてスーパーに行くのですが、何を選んだらどういうものができるのか、今はよくわかっていない気がします。
>あてもなくブラブラするのも、楽しいもんです。ブラブラするのが目的ってときがあっていいですよね。ぼくも若いときよくブラブラしてました、三宮とか元町とか。
だんだん行く店が決まってくるんですよね、自分の好きなのってこういうの、ってはっきりしてくると。
自分探し(仕事探し)ってのも同じようなところがあるかもしれませんね、ただ、仕事って、ちょっと厳しさがあるんですよね。
そのうち、何を選んだらどうなっていくか、また仕事って厳しくなくちゃならない、また厳しさがあるからこそおもしろい、やりがいがあるんだ、ってことがわかってくるんじゃないでしょうか。

なので私は色んなものに触れてみて、これは自分の思っているものと違うと感じても、その一つから得られた経験や情報や技術を次の一つに生かし、理想像を作り、次に進みたいです。そして長い時間かかっても最後に、自分が思い描いたものに出会えたら良いと思います。
>ここ、いいですね、感心しちゃいました。これ、何年かして自分で振り返って読んだとき、何を思うでしょうね、それが楽しみ。
いろいろなものに積極的に触れてくださいね。そして、理想を描き続けるって、とてもたいせつなことだと思います。
ただ、最後って、いつなんでしょうね。ぼくは35で、歯医者って職業が決まってますが、まだまだこれからって思ってます。

W歯科医院に臨床実習に来て、初めて往診に出会いました。今まで一般歯科と矯正歯科しか見たことがなかったのですごく視野が広がった気がします。このようにして一つ一つ世界を広げていき、私のなりたい歯科衛生士像を作っていきたいです。
>往診は、おもしろいですよ。(往診より訪問診療って言葉のほうが望ましいらしいですが、まあぼくはどっちでもいいって思います)
ってか、ぼくは大学卒業して一般開業医でしか働いたことがなくて、バリバリの一般歯科医なんですけど。
訪問診療は一般歯科なんですよ。ぼくはそういうふうにとらえています。確かに特別っぽく見えるかもしれませんが、昔からお医者さんは往診をしていたわけですよ。昔は家の布団の上で家族に見守られながら死んでいったもんです(って、ぼくは知りません、そういう光景。でもそうだったらしい)。
ただ、そういう感覚は歯科にはあまりないかもしれませんね。
知らなかったことを知る、見たことないものを見るって刺激的ですよね。視野が広くなるというのはとってもいいことです。いろいろな世界を体験して、そして知らない自分をみつけられたらいいですね。

omori-sh先生のように好きな事が見つかり、楽しく仕事が出来るように頑張りたいです。
>できますよ、きっと。楽しいと思えるかどうかなんて、実は気の持ちようですから。楽しみながら、歩いていきましょう。
好きなことは、もうすでに見つけてるんじゃないですか、気がついてないだけで。
しっかり地に足をつけてがんばっていきましょう。


snaeさんの感想への返信です。

私はomori-sh先生の文献を読んで、自分のやりたい事について考えました。
>だから「文献」ってのは、もうちょっと堅苦しくて、研究論文とか、そういうのをさすわけでして、わたくしのは、ただの…。ってもういいですね、失礼しました。
やりたい事考えてくれましたか、ありがとうございます。それが狙いだったんです。これからも考え続けましょうね。

元々、衛生士になりたい理由っていうのは特になく、学校もなんとなく受けたら、受かってしまったみたいな感じでした。
学校に入ってみて実際勉強してみたら、衛生士は奥が深くて楽しそうな仕事で頑張ってみようと思いました。
>そうそう、ぼくも同じです。「なんとなく受けたら、受かってしまった」みたいなの、わかりますよ、とっても。そんな、高校生がこれが私の天職だ、なんて宣言してたら、ちょっとびっくりしちゃうじゃない。
そしてその奥の深さに学生のブンザイで気づくなんて、オヌシなかなかやるではないか。

今、こんな衛生士になりたいとか、こんな事を主にやりたいって言うのはなく、この臨床実習の4ヶ月間で見つけようと思います。
>こんな衛生士になりたいってのは、実はかなり難しいテーマだと思います。だから、まずは、あの人のようになりたい、というリアルな存在を目標にすると考えやすいと思います。
目標とする先輩が見つかったら、漠然と抱いていた「こんなふうになりたい」ってのが現実味を帯びてきて、そのためにはどうやっていけばいいのかが考えやすくなりますよね。
だから、まずは人まねでいいんですよ。職人の世界では、「見て盗め」なんていわれますが、そこはちょっと厳しい世界です。それに耐えられたらいいんですが、なかなかね。ただ、「見る目」というものは意識しておいたほうがよさそうです。
ぼーっと見ていたら見えなかったことが、目的意識を持つことによって見えてくるものなんです。
それから研修期間の4ヶ月で見つかったらいいですけど、そこに無理にこだわりすぎる必要はないと思います。

でも、学校に入学した頃と変わったのは、助手と変わらない衛生士でいいやって思っていたけど、今は、衛生士用のチェアーがあってたくさんの人のスケーリングができたらなあと思うようになりました。
>これはすばらしい意識の変化ですね。確実に入学してからステップアップしているわけですよ。
これからも「助手と変わらない衛生士でいいや」って思うこと、あるかもしれませんが、そのときは思い出してくださいね。
ただ、そのとき同時に思い出してもらいたいのが、助手と衛生士は役割が違うだけで、助手が衛生士よりも下、という関係ではないということです。ある業務内容においては、助手さんの方が衛生士さんよりも適しているということが少なくありません。

あと、臨床実習に来て思ったのは、omori-sh先生の文献にもあったように、私も人と接する事が好きだなあと思いました。
>それは奇遇ですね。きっとあなたは歯科衛生士に向いているんでしょうね。
人は人とのつながりの中で生きていますから、人と接することが好きだというのは、とてもいいことでしょうね。

こんな動機が不順な私だけど、omori-sh先生の文献を読み、これからゆっくりと自分の「やりたい事」と考えていこうと思いました。
>「不順」って、これは生理不順なんかに使う不順。この場合は不純異性交遊の不純でしょうね。不純なぼくが言うんだからきっと間違いない。
でも、動機が不順であれ不純であれ、いま「やりたい事」を考えていこうって思えてることはすばらしいことです。
この多感な時期に、いっぱい経験して、いっぱい考えてくださいね。まわり道したってかまわない。あわててもしょうがないです。
できる限り、積極的に何ごとにもチャレンジしてみるのがいいと思いますよ、失敗は成功のもとですから。

感想のかんそうです。

自分の書いた文に対する感想文を書いてもらうなんて、えらいことを押しつけたわけですが、書いてもらってよかったです。
第一印象は、想像以上にきちんとした感想文を書いてくれたなあってことです。これは失礼ですね。でも正直な気持ちです。
たぶん、若い人たちは、世の大人が勝手に思い込んでるより、ずっとちゃんとしてるんだと思います。そしてその反対に、センセイと呼ばれる大人たちは、世の人が思っているより無能で、無責任で、偉くもなんともないんだと思います。
若い人たちのほうがずっとまともでまじめなんじゃないかなあって、感じます。無礼なことをしちゃったとしても、それははじめてで知らないだけだったり、センセイを恐れているだけだったり、緊張しているからだったり。これから世の中で生きていくための術を学んでいくわけですからね、これからひとつひとつできるようになっていけばいいわけですよ。
knaeさんとsnaeさんがたまたまよくできる方だったのかもしれませんが、どうであれ、お二人にはご両親に感謝してもらいたいですね。こういう感想文を書けるようになったのも、ここまでご両親が育ててくれたおかげです。ぼくも感謝します。
大げさな感じがするかもしれませんが、ほんとですよ。
この出会いを大切にしましょう。お二人にとって、何かのお役に立てたらぼくもうれしいです。  

omori-sh
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by omori-sh | 2005-07-13 15:00 | create d.c.