桜井から伊賀上野までは意外と近くて、ちょうどいい時間に妻の実家に到着。
今回は仏像巡りだけじゃなく、妻の両親の顔を見るのも目的だった。
元気そうな二人の姿に安心した。
夕飯は焼肉。
はじめておじゃましてご馳走してもらったのも焼肉だったと思う。
もう20年以上前のこと。
あの頃はまだ義父も現役で、校長先生だった。
ぼくらも若かったからね。
食べられる肉の量は半分になった。
近くにできた伊賀の湯であたたまり、早めに就寝。
そして翌日、朝からお寺巡りのつづきだ。
旅館がわりの訪問ですみません。
義母のすすめで浄瑠璃寺へ向けて出発。
まだ霧が晴れぬ間に。
浄瑠璃寺には開門前に到着。
数台の車がすでに止まっていた。
駐車料金は300円。
参道沿いに無人ショップが。
さて、ここから浄瑠璃寺まで石仏を見ながら下りのハイキングコース。
わらい仏。
年配の女性4人組と遭遇して、抜いたり抜かれたり。
その中の1人が立派な一眼レフを持って石仏の写真を撮っておられた。
もうちょっとまったら光が入るはずだわ、などと言いながら。
他の3人は写真に興味はないらしく、1人だけ別行動って感じ。
きっとカメラ好きな人はいつだってこんなふうに1人はずれてるんだろう。
ぼくもそのタイプだ。
そんなんなら1人で行動すればいいのに、と思うけれど、意外と1人では行けないんだね。
おもしろい。
この石仏のあたりではカメラの女性はまったくの単独行動となり、3人は先へ進んでいた。
浄瑠璃寺に着いたら駐車場待ちの列に驚く。無人ショップでひのなの漬物を買おうとしたら売れてしまっていて、ゆず大根に。心苦しくなってナビの設定もせずに車を発進させた。
岩船寺前を通り抜け、再び奈良に入り円成寺へ。到着したとき駐車場が満車だったけれど、ちょうど出る車があって、ほぼ待たずにすんだ。
ちょっとしたタイミング。
ここでもラッキー。
円成寺は本堂の柱の絵と若き頃の運慶の作品が見どころ。
そのほかにも、お社が国宝だとか。
人が少なく、ゆっくり拝観できた。真っ赤なモミジが印象的。
すぐそばの幼稚園の園庭で皇帝ダリアが咲いていた。
今回、道すがら皇帝ダリアをよく見かける。
近所にはないので、気になって仕方がない。
できれば庭に植えたいものだ。
難しいのかもしれないけれど。
ちょうどお昼の時間帯で、人の波が一時的に落ち着いた時だったらしい。
それまでいた人たちは境内の店で食事中。
ちょうどその人たちと入れ替わりで昼食をとることにした。
お店の人が忙しそうなので、早くできるものということでぼくは親子丼、妻は山菜うどん。
どちらにも松茸が入っていた。
ごちそうさま。
ここでも車に乗りこんだら出るのを待ち構えられた。
次々とやって来る。
観音寺とナビに設定して、出発した。
ナビの指示に従って走っていて、おかしいなと気づいた。
どうやら別の観音寺に向かっているらしいと。
でも、ちょうど海住山寺の近くに来ていて、ならばということで目的地を変更した。
まさかの細い坂道をのぼったところに、海住山寺はあった。
紅葉がたいへんきれいだ。
あ、飛行機雲。
京田辺の観音寺に設定し直して、出発。
そろそろ旅も終盤へ。