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理系の人

下の記事のschool-tさんからいただいたコメントです。

昨日娘と話しました。
「あなた、理詰めになったわね~。ヤンなる。」
「そうだね。昔は全然違ったね。」
娘は数学を教えるようになってから、性格が変わりました。
人を問い詰めるような話し方をするのでやりにくくてたまりません。
以前はほんわり言葉の周りにオブラートがあったのに
理系の思考回路になって以来
言葉と言葉の間に隙間を作らないし
私にもあいまいさを許しません。
でも、そのくせ聞き上手という点では私よりはるかに優れています。
理系の人ってそんな風ですか?


こんなぼくの高校時代の得意科目は数学でした。
高校1年のとき、ぼくらの時代は理科1ってのがあって、そのなかで物理と化学と生物と地学の一部を習いました。
ぼくは数学が得意だったのに、理科1の物理がよくわからなくて、生物は好きだったから、理系生物クラスに進みました。
これが今の職業に進む第一歩だったわけです。

だから、ぼくはやっぱり理系としても中途半端なんです。
そしていま、自分はたぶん理系ではないと思います。
でも、学生の頃、親友のdaiと一緒だと、daiが文系、ぼくが理系ってことになってました。
そういう分け方だと、実は妻のomori-hiさん、理系なんですけど…。
彼女大学受験、第一志望工学部だったんですよ、びっくりでしょ。
結局工学部がダメで、同じ大学の経済学部を受けたら英語が得意だったから通ったんだって。
よーわからんでしょ。
ぼくは逆に数学だけで受かりました、たぶん。

で、なんでそんな話してるかというと、数学は理系かもしれないけれど、必ずしも数学が得意だから理系の人というわけでもないような気がするってことです。
(無理矢理こじつけてますか…)

ぼく個人は今、理系の人ではないような気がしているのです。(客観的にはやっぱおまえは理系だよ、と言われるかもしれませんが…)

まあ別にどっちでもいいんですけどね、ただ、ぼくはいい意味で中途半端な人間になりたいと思ってます。
専門家のようで専門家じゃないとか、まじめ人間のようで実は不まじめだとか、科学を扱ってるのに非科学的なことが好きとか、つまり極端に針が振れるのではなく、それなりにバランスをとりながら楽しみたいと考えているんです。

数学は論理的に物事を考える習慣づけにはもってこいだと思います。論理的であるべき時は多いので、役に立っていると思います。

さて、school-tさんのコメントに戻ります。
ぼくの印象は、「親子だから」。
あいまいさを許さない理系だからってのとは違うような気がします。
親子だから、school-tさんが亡くなったご両親に対して抱いている感情を、いつか娘さんは同じように思うかもしれない、ということではないかと、勝手に推測するわけであります。

ぼくも、いまそばにいる母と、死んでしまった父とでは、抱く感情や接し方(父には接することができないのですが、そこがポイントだと思います)に大きな違いがありますから。

きっと聞き上手な娘さんのことですから、あいまいさを許しているお相手もおられるでしょう。
「お母さんだから、特別」なんじゃないですか、親子ですから。
親子は特別だと思いますよ、いろんな意味で。

by omori-sh | 2005-07-21 14:09 | blog