こんなぼくでも頼りにしてくれる人がいる、と思うと、やる気が湧いてくる。
自信に満ちあふれているわけでもなく、すごい技術を持っているわけでもない。
それでも、わざわざぼくのところに来てくれる人がいる。
少しでも、頼りになるわと思ってもらえる人になりたいとは思っている。
頼れる男はかっこいい。
人は困ったときだけ、頼りになる人にすがる。
調子のいいときは、人に頼る必要がないからいいんだけど、壁にぶち当たると、頼れる人を探す。
困ってるときに、手を差し伸べてくれる人の存在は、本当にありがたい。
仕事だと、当たり前のこと。
ぼくは歯医者だから、歯が痛くて困っている人の要望に応えようとする。
患者さんは、困ってるから、頼る。
困ったときだけ、というのも当たり前。
報酬を伴うプロへの依頼じゃなくても、人と人のつながりの中で、人は人を頼る。
困ったとき、この人ならと思う人を探して。
困ったときはお互い様。
自分を助けてくれた人が困っていたら、手を差し伸べるのは当然だ。
大人になるって、頼ってもらえるようになることかもしれない。
頼りにしてもらえて、力になれたら、うれしいことが、増える。