二日前のかんげいのことば
二日前にchuが入学式で新入生に贈ったかんげいのことば。
彼なりに生徒会長がんばってるよってことをじっちゃんばっちゃんに知らせとこう。
歓迎のことば
満開の桜が、新入生がやって来るのを今か今かと待ちわびていました。
70回生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
今日、ピカピカの制服を着て、歌敷山中学の校門をくぐったとき、どんな気持ちでしたか。
きっとワクワクドキドキしていたことでしょう。
期待よりも不安のほうが大きいかもしれません。
2年前のぼくがそうでした。
勉強でついていけるだろうか、部活動は厳しいのだろうか、友だちとなかよくできるのだろうかと心配ばかりでした。
でも、はじまってみると、楽しいことも多く、充実していると感じるようになりました。
学習面では、各教科専門の先生方が丁寧に教えてくださいます。
毎日の授業をたいせつにして、たくさんのことを学びましょう。
部活動では、学年を超えた活動になります。
自分に合った部で、先輩と共に努力していきましょう。
忘れられない、よい思い出になると思います。
野外活動、体育会、音楽コンクール、文化発表会などの行事は、生徒が中心となって創り上げていきます。
自主的に行動することで大きな達成感が得られ、記憶に残るものとなるはずです。
学級、学年で力を合わせ、共によい行事にしていきましょう。
史上最高のプロバスケットボール選手であるマイケル・ジョーダンは、
「わたしは失敗を受け入れることができる。しかし挑戦しないことだけは許せないのだ」と語っています。
どうせ無理と決めつけず、失敗を恐れずにチャレンジすることが大切なのです。
学習面や生活面でも、粘り強く取り組まなければなりません。
何事も、最後まで希望を捨てずに挑戦していきましょう。
これから歌敷山中学校の仲間として、共に歩んでいけることが楽しみです。
みんなで励まし合い、高め合い、一度きりの中学校生活をよいものにしていってください。
どうぞよろしくお願いします。
平成28年4月11日 在校生代表 chu
昨年・一昨年の先輩たちの原稿を参考にして考えた。
なかなか筆が進まないからそばでいくらか口出しした。
でも、chuが納得できる言葉になるよう、最終的には自分で決めてもらった。
原案では、マイケル・ジョーダンの言葉ではなく、安西先生の
「あきらめたら、そこで試合終了」になっていた。
chuにとっては、その言葉ありきだった。
慕っているバスケ部の顧問も大好きな言葉で、まさかそれが却下になるとは思ってもみなかった。
それが、指導教諭から、「入学式にマンガの言葉は不適切」と、まさかのダメ出し。
だから、「ぼくが大好きなバスケ漫画に出てくる言葉」としていた原案を修正し、「ぼくが尊敬する先生の言葉」に変えた。
でも、それでは変えたことになっていない、と、指導を受けたのだった。
そこらへんの経緯についてはぼくも不満があって、教師の指導に疑問を抱いたのだが、chuのほうがうまく切り替えることができたようだった。
それで安西先生の言葉に代わる言葉を探し、マイケル・ジョーダンの言葉にたどり着いたわけ。
スラムダンクからのマイケル・ジョーダンなので、バスケ少年らしくてちょうどいい。
歓迎の言葉の中では、そこの引用箇所が肝である。
言ってみれば、そこ以外は毎年似たようなもので、大して考えることもない。
自分で考えた肝の部分を「マンガはだめ」で却下されたchuの気持ちを指導教師はどれくらい察していたのだろう。
まあ、めげずに言いたいことは言い遂げたことで、chuは少し成長できたと思う。
「在校生代表の言葉がなかなかよかった」という評価も聞こえてきたようで、まんざらでもなかったようだ。
共に取り組んだぼくにとっても、いい思い出になった。
by omori-sh | 2016-04-13 21:28 | episode