相棒2
ぼくが歯科医院をつくっていくのにいろいろ考えている中で、もっとも重要なことが、誰と一緒につくるか、ということだ。
建物や機材というハードと、人材やシステムといったソフトの両方をリンクさせながらつくっていくわけだけれど、いずれにせよ「人」で、「誰とやるか」である。
ハードをつくるのも人であり、ソフトをつくるのも人だ。
そしてスタッフはソフトそのものでもある。
だから、スタッフ集めは、たいへん重要である。
立ち上げるときのスタッフは特に重要で、のちのち集まってくる人を左右するだろう。
ぼくはまず「人ありき」だと考えている。
こういう人が何人必要だ、という構想を描いて人材を募集しても、思うように集まらないこともある。
そんなとき、柔軟に軌道修正できたらいいけれど、案外難しいと思う。
そもそもぼくは、絵を描くときに、人の顔がまったく見えないと不安なのだ。
もちろん将来的な構想として、おぼろげな部分はあるけれども、やっぱり立ち上げの段階ではしっかりと人を確保した状態ではじめたい。
人がいてはじめて機能するのだから。
いまはまだかたちがないから、ぼくが夢を語って、ぼくのビジョンに共感してもらうことが必要だ。
スタートしたら、かたちがあるから、それを見て感じてもらえる。
でも、かたちがないところからかたちにするという過程を共にするというのも、きっとおもしろいと思う。
1年前、相棒になってもらいたいと思って夢を語った人物がいる。
彼に久しぶりに会って近況を報告し、再びラブコールを送った。
彼にも家庭があり、夢がある。
どうなるかわからないけれど、何らかのかたちで関わってもらいたいと思っている。
一緒に働く仲間を見つけるというのは歯科医院づくりにおける醍醐味である。
これもまたとても楽しい。
かっこよく言えば、ヘッドハンティング。
次はあなたがターゲットかも。
by omori-sh | 2006-03-05 09:56 | create d.c.