寒の戻りは二日酔い
昼頃、3月も半ばというのにこちらでも雪が舞った。
昨日も寒いなあと思ったし、今朝の散歩も寒くてびっくりした。
でもまさか雪が降るとは。
昨日同窓会の集まりがあってちょっと飲み過ぎた。
日曜の夜に飲むものじゃない。
久々にblue monday。
朝、駅を降りてから職場まで歩く途中で桜坂という喫茶店でコーヒーを飲むのが習慣になりつつある。
コーヒーを飲み終えた頃合いを見はからって梅昆布茶のサービスをいただいた。
二日酔いにはたいへんうれしい。
昔ながらの喫茶店。
どこか懐かしさがある。
「おはようございます。ブレンドでよろしいですね」
「はい」
モーニングサービスもフレッシュも不要であることは2回目で覚えてもらえたらしい。
帰りがけに千円札で支払うと、おつりの600円を手渡してくれるとき、硬貨を持っていない左手を受け取るぼくの手の甲に添えてくれる。
何気ないのだけれど、ほっとする。
ほっとする、あたたかさ。
新しくないお店だけれど、きれいに掃除が行き届いていて、清潔感がある。
写真や絵が飾られていて、手作り感がある。
歯科医院がこういう場所にならないかなあ。
懐かしさがある場所。
さりげなく、心くばりがある場所。
気取っていないのがいい。
だから、二日酔いのblue mondayだと、ここに来てよかったなあとしみじみ。
体の調子はいまいちでも、精神的にはおかげで回復傾向。
そして今日もK大の口腔外科の若手mrymセンセイと一緒に仕事なので気分も変わる。
「今日は二日酔いやから、センセイ頼むわ」
初対面の若手の緊張をほぐすふりをして、お願い。
実際、まだまだ体内にアルコールが残っている感じ。
午後になると、さすがにアルコールは抜けた気がするんだけれど、どうも本調子ではない。
やっぱり、二日酔いはいけない。
それでも、mrymセンセイが最後に、「今日は楽しかったです」と言ってくれたので、よかった。
それにしても、帰りの駅のホームは寒かった。
冬の始まりも寒かったけれど、春の始まりも寒いのかな。
寒くて二日酔いだったけど、今日も楽しいいい一日だった。
by omori-sh | 2006-03-13 21:38 | episode