また一歩前へ ~上棟~
昨日、建築中の歯科医院の上棟が行われた。
施主としての上棟を2回経験することができた。
ぼくはなんて幸せものなんだろう。
その分背負うものも大きいんだけれども、ぼくの選んだ道であり、その進路に向かってまた一歩大きく前進したと思う。
それにしてもこのハレの日、天候にも恵まれ、最高の気分を味わうことができた。
いいものだ。
ついつい高いところに上りたくなって、ぼくも上でしばらく大工さんの仕事を眺めた。
全然見え方が違う。
気持ちいいし。
上棟にはもちろん子どもたちも連れてきた。
いい笑顔だ。
青空もすばらしい。
実はこの子どもたちがいるのはここ↓
ぼくはここからさらに上の屋根の高さまで上ってみたけれども、上からの眺めはいいものだ。
子どもたち、高いところもけっこう平気なのだ。
というよりもむしろ上りたくて仕方がない。
だから上らせてやる。
危ないけれど、危ないことを経験することも大切だ。
現場監督のsmmrさんからも、
「この子たちはのびのびさせてもらっているから、自分で危ないことをわかっていますね」
という言葉を頂戴した。
これはうれしかった。
はじめから「危ないからダメ」では回避能力が身につかない。
だから少々のケガは仕方がないと思っている。
これは死ぬまでいえることだと思う。
仕事においても挑戦してみて、経験してみてはじめて避けるべきことがわかる。
「やめとけ」という忠告を無視したわけではないけれども、自分でやってみないとわからない。
だからぼくはこうして自分の信じた道を一歩一歩進んでいる。
こうして建物のかたちが見えてくると、あきらめなくてよかったなあ、という思いが湧いてくる。
危険な場所に向かっているのかもしれないけれども、高いところの眺めは高いところに行ってみないとわからない。
高いからといって危険だとは限らないし低いからといって危険がないわけじゃない。
上棟が終わって、また一段と日頃からのそういう思いが強くなった。
また上棟の日というのはプロの職人さんたちの仕事をみるという刺激的な日でもある。
これによってまた自分も励まされる。
職人さんたちの魂のこもった建物。
感謝。
姿を現したぼくらの歯科医院の建物。
これからますます楽しみだ。
みんなで力を合わせてつくっていこう。
by omori-sh | 2006-10-25 08:22 | create d.c.