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子どもたちに厳しく

家で自営業をはじめると、やっぱり子どもたちの存在がどうしても大きくなる。
歯科医院にやってきて遊ばれても困るし、だからといってまだ子どもたちだけでずっとお留守番、ということも難しい。
おばあちゃん(ぼくの母)がいるといっても彼女もまだまだ自分のやりたいこともあるし、ずっと任せるわけにもいかない。

職場に子どもたちがやってきて、自分の家のようにうろちょろしたり、スタッフの仕事の邪魔をしていて、これじゃいけないと思った。

ということで厳しく指導することにした。

「診療所は家と違うんだ、お仕事するところだ、遊ぶところじゃないんだ」
きつい口調で子どもたちに言い聞かせた。
ぼくはこわいお父さんなのだ。

まだまだはじまったばかりで右も左もわからない。
あらかじめ想定していたことではないことが起こる。
どうなるかわからないから、前もって決めていないことも多い。

いろいろなことが流動的な今、子どもたちも戸惑っていると思う。
でも、だからといって子どもたちをコントロールするのもぼくら親の役目だ。
そしてぼくの母に任せている時間が子どもたちにとって甘やかされる時間であったことにも気づいたので、どうしたものかとも考えた。

もちろんおばあちゃんという逃げ場が必要なこともわかる。
でも、それをいいことに、だらけてしまっているかなと思うこともあって、これでいいのかなあ、と疑問を抱いていた。
まずはぼくらの家庭でのルールをきちんとつくって、それをできるようにしておかないといけないなあと。
おばあちゃんに世話になるのはもちろん必要なことだし助かるんだけれども、適度な距離というものがあると思う。

ぼくの妻がたいへんだから手伝うよと言ってくれるし、まわりから奥さんがいちばんたいへんだからいたわってやれと言われる。
それはそばにいて痛いほど感じるし、ぼくもそうしたいと思っている。
でも、ぼくの妻はあまり人任せにしたくないたちだし、それに慣れていないから、任せるとかえって気になってストレスになってしまっていることがある。
そのあたりもうまくコントロールしながら任せなければならない。

人に任せるということは難しい。

任せてうまくいくこともあれば、その反対もある。

職場ではうまく部下に仕事を任せることで能力を伸ばそう、ということがよく言われるけれど、それならば、子どもたちに同じようにどんどん任せてやってもらおう。
おばあちゃんに任せるのもいいけれど、どんどんkasuやchuに任せてしっかりやってもらおう。
とくにkasuはどんどんしっかりしてきている。

妻もkasuに任せるほうが気が楽のようだし、ぼくもそれでいいと思う。

そう、kasuが家のことを少しでもできるようになってくれることがぼくらの仕事への最大のお手伝いだ。
kasuはまだ小学校2年だけれど、もう立派なお姉さんなのだ。
頼むぞ、kasu、chuの面倒をみてやっておくれ。
そしてchu、もう5歳の男の子なんだからしっかりお姉ちゃんを守ってやれよ!

by omori-sh | 2007-02-08 19:17 | children