行かないと気が済まない
あるスジからとっておきの情報をいただいた。
ちょうど土曜の午後は仕事がないので、行ける。
次の日は参観日とはいえ日曜だ。
天気も悪くないし、まだ間に合うし、行こう。
ということでホタル見物へ。
carlに留守番をお願いして、車に乗って北上だ。
雨がぱらついたと思ったら、虹だ。
「kasu、虹は何色見える?」
「いち、に、さん、し、 4色」
「そうやんな、4色しか見えへんよなあ」
この間虹はほんとに7色か、という新聞記事を見かけた。
たまに虹を見るけれども、7色判別できたためしはない。
その記事にも肉眼で判別できるのはせいぜい4色、ということが書いてあって、納得した。
虹は7色という思いこみに縛られていたなあ。
それにしてもホタルを見に行く途中で虹に遭遇できるなんて、ぼくらはツイている。
ホタルの光が見えるのは暗くなってから。
夜8時頃からの1時間くらいがチャンスらしい。
子どもたちと一緒に見に行くにはちょっと遅い時間だ。
なので途中でコンビニによっておにぎりとパンで簡単な食事をすることにした。
そこでくじをひかせてもらえて子どもたち二人ともあたり。
ジュースと即席味噌汁をもらえた。
今日はツイているぞ。
ツイているのでホタルもちゃんと見ることができた。
乱舞というほどではなかったけれど、ちゃんと幻想的な自然の光の点滅を観察することができた。
子どもたちにとってはじめての経験、きっと印象に残っただろう。
ぼくなんかはもう子どもの頃に近所でホタルを見るなんてことはなくなっていたから、ホタルの光は懐かしいという類のものではない。
はじめて見たのはおそらく学生の頃だ。
同時同級生、今は同業者のIくんに連れて行ってもらったのがはじめてだった。
ホタルは時期を逃すと見ることができないけれど、今回もあるスジからの情報がなければ行きそびれていたかもしれない。
正直まだ早いと思っていた。
子どもたちにぜひ見せてやりたいと思っていて、自分も見たかったので、いい思いつきだったと自己満足。
妻も「キレイ~」とうれしそうだったしね。
帰りの車の中ではぐっすりの子どもたち。
たまにはこういうのもいいね。
思い立ったら行かないと気が済まないたちなんだけど、それはだいたいいつも功を奏していい思い出になるからやめられないってことなのかも。
思いがけず楽しかったら得した気分。
by omori-sh | 2007-06-10 08:32 | episode