プロ論。その41
「大事なことはクオリティーの高い、面白いマンガができるかということでしょう。
だったら、他人に任せられるものは極限状態まで他人に任せて、
さらにクオリティーを高めるために何ができるかを考えたほうがいい」
「そのほうが読む人にとってプラスになるわけですから」
「人間的にも実力的にも絶対に認められない人が、
自分の上司として座ったりすると地獄でしょう」
「でも、サラリーマンは、我慢する。それじゃ、人生、楽しくないでしょう」
「もっと自由に考えたらいいじゃない。自分が輝ける場所に行けばいいじゃない」
「サラリーマンは、もっと自分中心に考えていいと思うんですよ」
本宮ひろ志
本宮さんのマンガ、何年も前、硬派銀治郎(山崎銀治郎)をいとこが持っていて、
読んだことがあるくらい。おもしろかった。
プロ論のなかでも、最も印象に残った一人。
「オレは女房子ども食わすために描いてると思ったことは一度もないですね」
「別にカネなんて、どうだっていいものだったんだなって。
そう開き直ると、自分に自信が出てきた。新しい力がわき出てきた」
「何をかっこつけてんだ、何を守ろうってんだ」
by omori-sh | 2005-04-14 09:50 | book