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終戦記念日なので

終戦記念日は日曜日。
chuの工作につきあう。
紙粘土でつくる工作。
親子で一緒に取り組む工作だ。

ぼくが骨組みを作って、chuはそれに紙粘土で肉付け。
のはずが、紙粘土の扱いが見てられない。
ほぼぼくの作品になりつつある。
これじゃだめだから、後半はchuにがんばってもらおう。

夕方、墓参りに行くと、弟に会った。
墓で偶然会うなんてね。
元気そうで何より。

晩ごはんを食べながら龍馬伝を見て、続くNHKスペシャルも見ることに。
終戦記念日だということで、15歳の志願兵というドラマがはじまった。

これに感動。
終戦記念日、最後にちょっとだけ、戦争のことを思う。

いいドラマだった。
役者もよかった。

夏川結衣が美しかった。

15歳の青年が文学を愛し、詩を暗唱していたのが印象に残った。

「巷に雨の振るごとく われの心に涙ふる。
かくも心ににじみ入る この悲しみは何やらん?」

フランスの詩人、ヴェルレーヌの詩。
もちろんぼくは全然知らなかった。

巷に雨の振るごとく われの心に涙ふる。
かくも心ににじみ入る この悲しみは何やらん?

やるせなの心のために おお、雨の歌よ!
やさしき雨の響きは 地上にも屋上にも

消えも入りもなん心の奥に ゆえなきに雨は涙す。
何事ぞ!裏切りもなきあらずや?
この喪そのゆえの知られず

ゆえしれぬかなしみぞ げにこよなくも堪えがたし。
恋もなく恨みもなきに わが心かくもかなし


かなしいドラマであることに違いはなかった。
戦争はかなしい。

by omori-sh | 2010-08-15 23:27 | episode