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女の子にはやさしく

やんちゃ坊主のchu。
chuは近所で遊んでいる子どもがいると、気になって行ってしまう。
みんなちびのchuの面倒を見てくれて、中にはとってもかわいがってくれる
年上の女の子もいる。

今日も近所の小学生のお姉さんたちが遊んでいるところに
仲間に入れてもらおうと行っちゃった。

kasuはおばあちゃんの家に行っていて、久々にのんびりと休日の午後。
お庭のベンチに腰掛けて本でも読もうとしていたら、
近所のharukaちゃんが友達一人と一緒にやってきた。

「chuがね、moeちゃんのおなかを踏んづけてね、
moeちゃんが泣いちゃって、『もう帰る』って言ってるの」

ちょっと困った顔のchuもこっちに向かってやってきた。

庭にいたのがぼくだから、父、子どもたちのトラブル解決へ。




moeちゃんはお山座りの姿勢で顔を伏せてじっとしてる。
「chu、どういたらいいんや」
「ごめんなさい」(moeちゃんに謝るchu)
「何をしたんや」
「おなかを踏んづけちゃったんだよ」
「顔も殴ったでしょ」(moeちゃんが顔を上げた)
「何でそんなことをしたんや」
「…」
「chuも殴ってもらえ」
「いやだ」
「されて嫌なことやっていいんか?」
「だめ」
「だめなことchuがしたんやろ」
「ごめんなさい」(泣き出すchu)
「されて嫌なことをしちゃいけないって学校の先生も言ってた。
嫌なことをしたら二倍になってやり返されるんよ」(仕返しはまずいんでないか…)

[chu、どうしたらいいと思う?」
「ごめんなさい」
「もういいから、もうせんといてね」(moeちゃんの気が晴れたようだ)
chu、涙と鼻水でグチャグチャ。
「ごめんね、さあ、chu、帰ろうか。最後にごあいさつして」
「さようなら、またこんど」(握手をして、いつものごあいさつ、泣きながら)
駆け出すchu。走ってお家へ。
女の子にはやさしく_c0056707_1919625.jpg

「chu、女の子にはやさしくやろ。でも、よく謝れたね」
「うん」
そして妻が心配そうに出てきた。
「おかあさーん」(抱きついてまた泣き出すchu)

きっと、いい勉強になったでしょ。

しかし、仕返しを学校の先生が教えていたなら…
ちょっとねえ。
「やられたらやりかえしてもいい」ではない叱り方を、考えなければ。

子ども同士のトラブルの解決も、なかなか難しい。
子ども同士の問題だから、できるだけ大人が出て行かないようにしたい。
出て行っても子ども同士の解決を導く。
そういう教育ができるように、大人がきちんとね、
考えなくちゃいけませんね。

by omori-sh | 2005-04-24 19:19 | children