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給食会

ぼくも一応歯科医師会の会員で、地方会では広報委員会と高齢者歯科委員会に所属している。
大した役目は担っていなくて、これからもきっとほどほどのことしかやらない。
最低限のことだけ。

その最低限の役で、地域の給食会での講話ってのが当たる。
給食会というのはふれあいのまちづくり協議会などで月に一回開催されている一人暮らしの高齢者を対象としたもの。
民生委員の方たちがお世話をしておられる。

開業した年に舞子ふれまちでさせてもらったことがある。
その時はよくわからないままで、開業したばっかりで、ぼくも若かった。
心得てなかったと思う。

6年前の教訓と、6歳年を取ったことで、何となく、給食会でぼくが話すならこんなところかな、というのはイメージできた。
担当したのが星陵台ふれまちで、馴染みのある場所。
PTAと父親の会で何度も来たことがある。

だから、アウェイではなく、ホームって感じ。
知ってる人がいるというのは心強いものだ。
リラックスして挑めた。

給食会は、300円で食事ができる。
ぼくも300円払っていただいた。
今日の献立はおでん。

ごはんとお味噌汁、おひたしにデザートまで。
ボリュームがあって、お年寄りには多いなって思うくらい。
手作りで家庭の味。

おいしくいただいてから、スライドを使って話をさせてもらった。
8020を達成しておられる方に挙手をお願いしたらパラパラと手が挙がった。
80歳以上の元気な方がけっこうおられるわけだ。

堅い話を長くすると退屈するし、かといって歯医者なのに歯の話をしないわけにもいかない。
20分ぐらい、お年寄りに退屈されずに話すのが目標だった。
本屋で見つけた「シルバー川柳」と、撮りためている旅の写真を使うことにした。

参加者からの評価はどうだったかわからないけれど、ぼく自身は楽しませてもらった。
図太くなったのかもしれない。
オレにできるのはこれくらいのことよ、と開き直って、自然体でやるのみ。

喜んでくれたなら、うれしい。
そうでなくても、せいぜい次にお呼びがかからないってだけの話。
でも地域の方とこうして触れ合えて、知り合いが増えるというのはありがたいこと。

いい経験をさせてもらったと思う。
これくらいでよければ、お安い御用だ。
もうお呼びじゃないかもしれないけれど。

by omori-sh | 2013-02-13 19:40 | create d.c.