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ポスター

会合に車で向かった。
普段あんまり車には乗らないし、乗っても買い物程度が多い。
ちょっと走って、驚いた。

至る所にポスターがある。
交差点の公共フェンス、バス停、まさに人目につきやすいところ。
これってええん?と思うくらいに。

これが力なんだろうな。
すごいなあ、と思った。
同じことは既得権のない人にはできないわ。

ポスターはきぞうさんと、市会議員の方との二連。
ポスター自体は、地味。
なんでもっと顔を大きく出さないの?と思うような質素なもの。

それも戦略なんだろうか。
公明党とか共産党とか維新とかは、もっと顔がでかい。
あくまでも、ポスターは控えめ。

でも、貼る場所は、フツーはあかんのちゃうかなーという場所。
そこが許されるなら、常時ポスター貼られてそうな特等地。
市民は、どう見るか。

このポスター攻勢は、他陣営には、とてもじゃないけど、太刀打ちできないわ、と感じた。
ほんますごいもん。
町中、きぞう。

そんな状況なんだけど、きぞうさん、ブログでこんなことを。(きぞうさんのブログから抜粋)

相手候補に対する誹謗中傷が日本人の感性に合わないからかも知れません。
このことは、日本人として誇ってもよいことではないでしょうか。
ただ、懸念材料もあります。
ネット上での誹謗中傷です。テレビのCMほど誰もが目にするわけではありませんが、確実に広がっているのは残念です。
同時に、そのような誹謗中傷は、やはり日本人の感性に合わないのではないでしょうか。
誹謗中傷に頼ってばかりいる陣営は、結局は、心ある有権者から見放されていくような気がします。


この文が掲載されているブログエントリのタイトルは「選挙におけるネガティブキャンペーン」。
文面から読み取るに、ご自身がネガティブキャンペーンをされていると感じているってことだな。
ということは、このぼくのブログエントリもきぞうさんに対するネガティブキャンペーンになるのかもしれない。

きぞうさんが恐れる対象は、どう考えてもかしのさんだ。

だから、かしの陣営に対して発せられた言葉に違いない。
「ネット時代の地方自治」という著書の広告を電車の吊り広告に出しておられるだけあって、ネット時代を意識しておられる方だからかもしれない。
ネットの力を知り、それを恐れているんだろうか。

ネガティブキャンペーンって、ぼくも大嫌い。
その言葉自体に嫌悪感がある。
罵り合いってのは、それだけで気持ち悪い。

でも、選挙は勝たなければ意味がない、というのも事実。
お互いが足を引っ張り合うもの。
あたり前と言えばあたり前。

64年間ずっと内部昇格で市長になってきた神戸市なんだから、既得権益考えたらどう見たってきぞうさん有利やん。
地方自治を知り尽くしてるんでしょ。
市長になったら、ほんまに変えるべきところは変えて下さいよ。

でも、基本的に、変わってほしくないと思っている人がきぞうさんを支持しているんだろうなって感じる。
ぼくらみたいに、変わったほうがいいよな、と思う人はほかの人を。
既得権ない人は変わったほうがいいって思うんじゃないかな。

変わってほしくない、大阪みたいになったら困る、という人がきぞうさんを応援する。
かしのさんは維新とは距離置いてるんだけれど、何となく維新のイメージがあるみたい。
どっちも、イメージの問題かな。

きぞうさんは、ブログの文面見ても、きっと「いい人」なんだと思う。
たぶん、誰もの言葉を聞いてくれて、頷いてくれそう。
そして、断れないタイプ(あくまで想像)。

だから今、町中に貼ってあるポスター見て、焦っているのはほかならぬ本人じゃないかな。
すごいプレッシャーだろう。
心の底から「神戸市長になりたい!」と思っておられるんだろうか。

ひょっとして、当選しちゃったらどうしよう、という状況だったりして。
応援している議員の中にも、心の底では「ちょっと違う」って思ってる人もいるんじゃないかな。
大人の世界って、あまりにも本音と建て前の世界で、何を信じるべきか、迷う。

交差点のポスター見て、そんなことを考えた。

by omori-sh | 2013-08-21 00:02 | episode