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さすがよしもと

昨日買った本を昨夜パラパラ読んでいて、ショックを受けた。

効率や能力が高いほうが偉い、すぐれている者は劣っている者より上位にあるという考え方が、現在の世の中では人々の中にいつのまにか刷り込まれていますが、それは20世紀の社会がつくり上げた概念に過ぎないのです。

「給料は、どういう基準で支払われれば公平なのかを考える」という小見出しの締めくくりの文です。

給料の額はどう決まれば公平か。
著者の結論は、
1 学歴
2 勤続年数
3 扶養家族
この三つが同じ場合は、同じ給料をもらえることとする。
このとき、学歴と勤続年数は同等に考える(学校に2年多く行った者は、2年勤続した者と同じように扱う)。
これが基本で、給料におけるこの基本の部分には、経営者は手をつけてはならない。

能力や能率、その人が勤勉であるかどうかなどによって「この社員には多めに給料を支払いたい」と経営者が思った場合には、この基本以外(ボーナスや報奨金)で差をつける。

この本は、吉本隆明さんの「13歳は二度あるか」という本で、中学生向けに吉本さんが書かれた本ですが、35歳のぼくが、これを読んで「生き方」、「考え方」のヒントをもらっている。

by omori-sh | 2005-11-07 07:22 | book