今朝もキレイな日の出だった
一週間前と同じ時間帯に、同じ場所に散歩に行った。
今朝もちょうど日の出の時刻。
今朝の東の空はちょっと赤みがかっていて、明らかに一週間前とは違うけれど、やっぱり冬の空で、キレイだった。
しばらくじっと日が昇るのを眺めていた。
carlもあきらめてじっとしてくれている。
立て続けに起こった事件の後、小学校の通学路の安全が話題になっている。
新聞でもシリーズが組まれている。
昨日の朝刊にも載ってた。
地域の大人が集団登下校につきそうという取り組みも、ボランティアに頼っていてもだんだん参加してくれる人が少なくなってしまってうまく機能しなくなっていくという。
事件直後は、関心も高く、一時的に「やるぞー」って熱が上がってはじまるんだけれど、継続というのはなかなか難しい。
そういうのは個人レベルで考えるとそりゃそうだ、ってわかる。
何かをし続けるということはたやすいことではない。
少なくともそれをすることによって得られるプラスの効果を実感できなければ、難しい。
ぼくがこうやってcarlと朝の散歩を続けることができるのも、明らかにぼくにとってプラスの効果を感じることができているからだと思う。
正義感だとか使命感で続けられるほど、ぼくはできた人間ではないので、自分へのリターンがなければ続かない。
ボランティア活動というのはお金というリターンはない。
熱が上がったときだけやればいいボランティアもあるので、そういうのもいいと思う。
今回ぼくが参加したカンボジア歯ブラシ運動も、毎年参加されている人以外のメンバーにとってはそういうもので、一時的に熱が上がったときだけのボランティアであっても、それはすばらしいことだと思う。
「ボランティアははじめるときはいいけれど、やめるときが難しい」と聞いた。
はじめる決断よりもやめる決断のほうが勇気がいるというのは何にでもいえる。
ゴールが見えている場合とゴールが見えていない場合では、やはり取り組み方が違う。
ゴールが見えない活動を続けるとき、心がけておいたほうがいいこと、あるだろう。
熱を上げすぎずに、ペースを上げすぎずに、淡々と。
がんばりすぎず、いい加減にやって、そしてとにかく楽しむ。
ボランティアであれ日常生活であれ、そうやっていろいろと続けながら暮らしていきたいと、今朝はそんなことを考えながら散歩した。
by omori-sh | 2005-12-08 08:59 | dog