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七転び八起き(またまた新聞記事)

新聞記事ばっかりで恐縮ですが、、、
本日日経夕刊1面左上、「七転び八起き④」より。

元タカラジェンヌの歯科医、桝谷多紀子センセイの記事。
ぼくが今日訪問したマンションは桝谷センセイの診療所のすぐそばというか同じ建物群の中。
つまり非常に身近なところにおられる同業者が新聞紙上で取り上げられているってこと。

桝谷センセイを直に拝見したのは何年か前の歯科医師会のクリスマス会。
そのときステージで美声を披露してくれてたのを記憶している。

だから彼女が元ジェンヌで、苦労して勉強されて、その上お母さまの病気が重なったということはこれまでにもほかの記事で見たり聞いたりしていた。

今回の記事でも、歯科医になるために苦労した様子が記されている。

ピアノを教え、予備校代を稼いだ。宝塚の仲間の電話には居留守を通し、年賀状も返さない。
いつしか、花園とよみは世間という舞台からも姿を消していた。

勉強を始めて3年後。2度目の受験で大阪歯科大学に合格した。
6年間の学生生活の仕上げは合格率8-9割の歯科医師国家試験。
だが試験直前に母が倒れた。答案用紙に集中できず不合格。

歯科医を志してから12年目の1991年、4度目の試験で合格。
花園とよみは歯科医・桝谷多紀子としてカムバックした。



同じ業界の方がこうやって美談として掲載されるということは素直に喜ばしいことだ。
ぼくも陰ながら桝谷センセイを応援している(つもり)。

「七転び八起き」というテーマにふさわしいかどうかは別に、少しでも歯科医に対するイメージアップにつながればいいなあって思う。

今日も認知症の方とはいえ、「わたしは歯医者さん大嫌いなの」と率直に言われて治療をしていたわけで…。

「痛い」というイメージに関してはある程度仕方ない。
「悪徳」というイメージがねえ、、、

まあイメージに関してはほかの業界でも似たようなものだけど。
とくにこのたびは建築業界。

いずれにせよ同じ職業でもいろいろな人がやっているということは事実だ。
いい人もいればそうでない人もいる。

いくら国家試験があっても、ふるいにかけられるというものではない。
そういえば受けたんだなあ、国家試験。
ぼくらが受けたのは阪神大震災の年、1995年。
記事にあるように合格率8-9割の国家試験。
国家試験で歯医者としての適・不適を選別できようか。

by omori-sh | 2005-12-17 20:35 | episode