5回目と20回目のめいにち
3月28日は、ぼくの父の命日であり、ぼくの祖父の命日でもある。
だからぼくも3月28日に死ぬことにしている。
祖父は69歳、父は58歳で、ともに病院で死んだ。
ぼくは何歳かなあ。
できたら病院じゃないところで死にたいなあ。
いやいや死ぬことよりもまず今はこれから生きていくことを考えよう。
そもそもぼくという存在は先祖のおかげである。
今ここに住んでいられるのもご先祖さまのおかげ。
この地で生まれ、この土地を譲り受け、住んでいる。
そしてこれからつくろうとしている歯科医院もご先祖さまが残してくれた土地がベースだ。
うちのお墓は住んでいる家からも開業予定地からも近くて、墓は丘の南斜面にあり、正面には明石海峡大橋が見える。
左手に我が家、橋の手前に開業予定地がある。
墓から眺めて、つくづく、自分はこの土地の人間なんだなあと思った。
先祖に感謝、である。
祖父から父、そしてぼくへと受け継がれてきたところで、事業をさせていただくのだ。
祖父や父が喜んでくれるようなことをしなくちゃいけない。
祖父や父に恥をかかせるわけにいけない。
墓で手を合わせながら、祖父や父の笑顔を思った。
by omori-sh | 2006-03-28 08:33 | event