人気ブログランキング | 話題のタグを見る

待ち時間

楽しみにしているものが届くのを待つ時間というのは長いものである。
「午前中に届く予定」だと朝から待つと昼まで待つことになる可能性がある。
たった3時間の話なんだけれど、じっと待つと長い。

今朝、歯科医院に置く家具が届く予定になっていて、受け取るために外構工事が始まった歯科医院で待つことにした。
外構工事ということで、作業のためにバリケードを外すと中の様子が見えるので、道を歩く人はほぼ全員中をのぞく。
「歯科医院建設中」というような掲示はしていないので、ぼくらと面識がない人は一体何ができるんだろう、というような感じ。
少なくとも外観で歯科医院とはわからない。

家具の配送は2便にわかれていて、1便は9時過ぎにさっそく到着。
あと1便を待つ。

外構工事のために大工さん、左官さん、温水器や室外機の設置のために電気工事屋さん、内部のレントゲン器機やユニットまわりの設定にnsmrさんはじめメーカーの方などが来られていてにぎやかな現場。
仕事っぷりを拝見しながら家具到着を待つ。

結局到着したのは昼過ぎ。
ぼくと妻がちょうどお昼を済ませた頃、つまり現場にはいない間だった。

ということで午前中は現場で歩道を通る人をウォッチング。
というよりも広報活動だったかもしれない。
たまたまやってきた母も暇だったので、しばらくそこで立ち話。

ぼくの母となると道を通る人に知った人が多い。
おかげで一緒に立っているだけで「うちの息子です」という宣伝をしてくれていることになるわけだ。
つまり、配送が届くのをぼーっと待つ時間をむしろ有意義に使えたかなと思う。
自分の顔を地道にひろげることができたような気がする。

同じ時間の過ごし方でも、そう考えると決して無駄な待ち時間ではない。
待ち時間もちょこっとした考え方の違いでよくなったり悪くなったりするという当たり前のことをまたあらてめて実感。

寒いおかげで体が冷えたおかげで、晩ご飯の鍋がよりおいしくなった。

by omori-sh | 2007-01-19 22:20 | create d.c.