子連れの味方
歯科医院をつくりにあたり、設計上ぼくがやりたかったことがいくつかある。
土足のまま入れること
段差なく入れること
動線分離(患者さんの通路と従業員の通路を分ける)
半個室化
いまのところ車イスでお越しになる方はなくて、「車イス対応」の威力は発揮できていない。
でも、喜んでもらえている人がいる。
それは、乳幼児を持つお母さんだ。
「ベビーカーのまま入れる」ということが特長になっていて、あるお母さんは幼稚園でまわりのみなさんにPRして下さっているというのだ。
動線分離かつ半個室化しているので、ベビーカーを押して診療用ユニットの脇にベビーカーを置いておいても診察ができる。
それでもぐずってお母さんのお腹の上でだっこということもあるんだけれど。
いかに子育て中の主婦の行動に制限があるかということをあらためて思い知った。
小さな子どもさんがいると、お母さんは歯医者にも通いにくい。
そういう子連れお母さんの味方になろう。
子どもさんの成長を一緒に楽しめるからそれもおもしろい。
by omori-sh | 2007-06-11 23:52 | create d.c.