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重厚布陣

改造内閣が発足した。
重厚布陣らしい。
人事というのは実に難しいだろう。

若きリーダーには期待が大きいけれど、脇を固める人たちのサポートが不可欠で、前回はそこでだいぶんつまずいてしまった安倍首相。
今回はどうなるか。

それにしても批判されるというのはしんどいことだろうなあ。
批判専門、という人は多い。

花があれば実がないと批判され、実があれば花がないと批判され、花も実もあれば、なぜ1年前の組閣でそうしなかったかと批判される。選挙で大敗した続投政権には、どういう陣立てでも批判がつきまとう。
8月28日 読売新聞 編集手帳より

批判をすることやあら探しをすることに生き甲斐を見つけているような人がいるからこそ、改善されるべきことが明らかになり、よりよくなるという側面があることは事実だと思う。
でも、与党と野党の関係が「反対意見を言いあうこと」というのはいただけないし、そればっかりだとうまくいくはずがない。

いくらか寛容になってもよさそうな気がする。

「行き過ぎた市場原理主義を正し、「格差」を是正する。
地方への配慮も忘れない。
希望のもてる少子化対策、安心できる社会保障制度を確立する。
目指すべき政策に変わりはない。


同じ読売新聞一面で橋本五郎さんが述べておられる安倍政権に求められる政治運営。
理想とする美しい国に向かってうまく舵を取っていただけることを期待しよう。

重厚布陣が一致団結して引っ張ってもらえたら。


世界陸上の日本の布陣は苦戦しているようだ。
重圧ははかりしれないものがあるし、世界の壁が厚いのは明らかだ。
いい成績を残せなかった選手は気の毒だけれど、またがんばってほしい。

がんばったからそれでいいじゃない、ベストを尽くしたんだからそれでいいじゃない、ですませられるレベルの人たちとは思えないけど、国民に注目されるということは本人だけの問題を超えてしまうんだろう。
「期待にこたえる」というのはたいへんだ。


今朝の診療所前の黒板では小学生から
「きょうのはおもろないなあ~」
というコメントをいただいた。
彼らの期待にこたえることができなかったわけだ。

黒板では期待にこたえられなかったけれど、「だれかの期待にこたえる努力」はし続けたいと思う。
重厚布陣でなくても、自分たちにできる範囲のことでも何かこたえられることはあるはずだ。

by omori-sh | 2007-08-28 16:53 | episode